るちかどっとねっと。

帝国が大きく変わった1年でした。


これは、シュリンピア帝国 Advent Calendar 2023の25日目の記事です。

🎄メリークリスマス!!🎅

2023年、シュリンピア帝国1周年を迎えた年でもあり、激動の1年でもありました。

るちかの個人的なサーバーとして運用を開始したシュリンピアですが、7月に入ってユーザー数が何倍にもなり、独特な文化が栄える、文字通り国のようににぎやかな場所となったなあと感じます。

この記事では、シュリンピア帝国の1年を振り返り、やってきたことを紹介しながら、今後の展望につなげた話をします。

大変動

シュリンピア帝国は元々、わたしがMisskeyをやるために建てた小さなサーバーとして始まりました。

始めの頃は、わたしと数名の顔なじみを中心としたこじんまりとした場所で、LTLよりもホームタイムラインを使うエビが殆どでした。
それもあってか、鍵垢としての運用が多い傾向にありましたね。

状況が変わったのは今年、2023年からです。Twitter(現X)のCEOが変わり、イーロン・マスクによって強硬的な変更が行われていきました。その影響で、さまざまなSNSに人が流入するという出来事があり、Misskeyサーバーもその煽りを受けたのです。

帝国は主に、3月と7月に大きな流入があったのですが、7月は圧倒的に多かったです。7/2だけで290尾もの入国がありました。

2023年7月の新規入国者数
2023年7月の新規入国者数

今の帝国文化は、このときに流入したエビによる影響が大きいと思っています。
LTLでの会話が活発になり、元々はホーム運用メインだったエビもLTLでの絡みを増やすようになったり、一方でいなくなるエビもいました。

取り組んだこと

帝国にたくさんのエビが来たこともあり、帝国を発展させていくために、スタッフとともにいくつかの取り組みを行いました。

シュリンピア帝国絵チャ

帝国主催で、お絵かきチャットイベントを開催しました。

今年は、7月と11月の2回実施しました。1回目はわたし、海老瀬るちかの代理キャラをテーマとし、2回目は参加者の代理キャラをテーマとして開催したこの企画は大成功で、多くのエビが参加してくれました。

代理キャラ(オンライン上で自分を表すキャラクター)の文化が栄えていることもあり、こうしたキャラクターを介した交流が、帝国をより盛り上げることにつながったのではないかと思います。

来年もこうした企画を積極的に実施できたら良いなと思っています。何かアイデアがあったらどんどん教えてね。

Wikiの導入

シュリンピア帝国の内輪ネタや便利情報など、ユーザー主導で情報をまとめられるような場所が必要と思い、シュリンピア国立図書館を導入しました。

あまり積極的に活用されていないので、もっとPRしていかねば…と思っています。

Shrimpia+

国民の急増により、帝国の運営に多くのコストがかかるようになりました。
そこで、国民からの寄付を受け付けるために、Shrimpia+を導入しました。

寄付特典もあり、ドライブ容量の増加や、カスタム絵文字の追加申請(後述)などができるようになります。おしゃれなバーチャルカードも発行されるようにしました。

Shrimpia+のバーチャルカード
Shrimpia+のバーチャルカード

シュリンピアポータルの導入

絵文字申請の追加や、イベント告知支援など、帝国ならではの制度を導入するにあたり、Misskeyの改造がしんどいなーと思って、新たに「シュリンピアポータル」というサービスを立ち上げました。

シュリンピアポータル
シュリンピアポータル

Tips:
技術的な話をすると、技術スタックとしてバックエンドではCloudflare Workers(D1, KV, R2) + hono.js、フロントエンドではCloudflare Pages + React.jsを採用しています。

わたし自身が多忙なため、まだまだ機能が足りていないのですが、今後も機能を追加していきたいと思っています。
ポータル開発に協力してくださる方も募集中です。

カスタム絵文字の追加申請を開始

Misskeyのカスタム絵文字は、ふつう管理者の特権でのみ追加可能です。

帝国では、Shrimpia+にご参加頂いている方限定で、月あたり決まった数だけ絵文字を申請できるようにしました。
プランによって申請可能な絵文字の数は決まっているので、詳しくはShrimpia+をご覧ください。

申請は先述のポータルから可能で、スタッフが確認し、審査が通れば晴れて使えるようになります。

毎月、さまざまな絵文字申請を頂いています!
毎月、さまざまな絵文字申請を頂いています!

これまでに160件の絵文字申請をいただき、ほとんど受理されています。却下された場合も、何がいけなかったのかをお返ししているので、直して再申請してくれる方がほとんどです。

却下時は必ず理由をお返ししています。
却下時は必ず理由をお返ししています。

国民主催イベントの支援

帝国内では様々な趣味を持つ国民が集まっています。テトリス、フォールガイズなどのゲーム好きや、絵描きの集まりなどなど。

シュリンピアでは、国民主催での非公式イベントも活発に行われており、例えばテトリス部が主催する月に2度のゲーム大会があります。

こうした国民主催のイベントも、帝国ではスタッフが積極的に支援しています。テトリスに限らず、もっといろいろなイベントをやっていってほしいなと思っています。

さらに、来年からシュリンピアポータルにて提供開始予定の「イベントカレンダー」で、もっとイベントの告知がしやすくなる予定です。

帝国におけるわたしの立ち位置

と、ここまで帝国のしごとをいろいろと書きましたが、わたしは普段は「ひとりの国民」として過ごしているつもりでいます。
「皇帝」という肩書を持つのは、あくまで帝国の運営のためのつもりで、普段は他の国民と変わらずにいたいのです。

割と普段からこういう主張をしているので、容赦なく接してくれる方が多くて助かっている反面、わたしの存在に怯える者もいるのではないかと憂いることもあります。 どうしてもこういうロールを持っている以上、完全に「ひとりの国民」として見てくれる人を100%にすることはできないと思っています。

このサーバーは人が増えた今でも、わたしの個人的なサーバーであり、わたしの居場所です。それは人が増えた今でも、この先の未来でも変わりません。
「皇帝」の使命は、わたしを含む全てのエビにとっての居場所を守ることにあると考えます。

今後の展望

帝国だけでなく、Misskeyをはじめとするこの世界は、さらに注目度を集め、発展していくことでしょう。
その中でも、シュリンピア帝国は今の温度感を保ちつつ、さらに発展していくことを目指していきます。

人を増やしすぎても、減りすぎても良くないなと考えています。帝国の人口は、現在の数がちょうど良いと思っています。
もちろん、帝国に入国したいという方は、いつでも歓迎しますし、去る者も追わないし、いつでも帰ってきて良いと思っています。

来年は、帝国の文化をもっと増やすことを目標にしたいなと考えています。
例えば、国民主催のイベントをもっと盛り上げたり、新たな文化の流入を手厚く歓迎する空気作りをしたり、そういうことです。ふわっとしていますが、未来のことなんてわからないので、これくらいでいいかなと思います。

この居場所を守り、楽しんでいきましょう。

最後に

この1年で、シュリンピア帝国は大きく変わりました。
シュリンピア帝国が、皆さんにとって居心地の良い場所であり続けられるようやっていくので、これからもよろしくお願いします。

ここまで読んでくれたあなたへ、ありがとう!よいお年を。